エッセイ

"Whispers of the Island"

西表島で過ごした夜、私は窓を開け放ち、闇に耳を澄ませていた。遠くで響く波のざわめきと、森から届く鳥や虫の声が溶け合い、この島だけの音楽を奏でている。

テラスに腰を下ろし、グラスを傾けると、天頂からこぼれ落ちるような星々が視界いっぱいに広がった。北欧の空にも星はある。けれど、ここ西表の星は、より近く、より鮮やかに、私の心に語りかけてくる。

静けさと大自然の迫力の狭間で、私はふと、自分がただの旅人ではなく、この島の一部になったかのように感じた。旅が終わった後も、この夜の記憶はきっと、私の中で永遠に輝き続けるだろう。

マイケル・アンデルセン
(国際法学者/デンマーク出身)

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